咳に良い食べ物と悪い食べ物
風邪やインフルエンザが猛威をふるってます。
寝不足や疲れで免疫力が低下したところで、風邪をひいてしまい、風邪のひきはじめに出る症状のひとつが「咳」
のどや胸の痛みにつながるだけでなく、咳が続くと夜も眠れず睡眠不足にも・・・。
咳はなぜおこる?
私たちは呼吸をするとき、鼻や口から空気を取り込みます。
その空気中には、チリや小さなホコリ、細菌やウイルスなども含まれていています。
これらの異物が肺や気管などの呼吸器に侵入するのを防ぐために、体が防御反応として溜め込んだ空気を一気に押し出すことで出るのが「咳」です。
鼻や口から何らかの異物が入り込むと、咽頭や器官、気管支などの気道粘膜の表面にあるセンサーが異常を感じ取ります。
そして脳の咳中枢に刺激が伝わり、横隔膜や肋骨の間にある筋肉に指令が送られて「咳」が出ます。
これらの一連の反応は反射的に起きるので、『咳反射』ともいわれています。
咳に影響のある食べ物
[良いもの]
ハチミツ
古代から万能薬と言われているハチミツに含まれている酵素には、とても強い殺菌効果があります。
ハチミツにある粘性によって殺菌した喉が保護され、乾燥による咳を防ぐ効果があります。
生姜
生姜は身体を温めて、免疫力を高める作用がある上に殺菌効果もあるため、つらい咳の症状に大活躍です。
喉が温まることで器官が広がり、呼吸が楽になります。
その他にも、大根、レンコン、ねぎなどがあげられます。
[悪いもの]
唐辛子、コショウ、カレーライスなど辛い物
辛いものは喉に負担をかけ、内臓を刺激するためかえって咳を誘発してしまいます。
ウーロン茶
油を溶かす効果があるため、胃もたれを改善してくれますが、同時に喉の必要な油まで溶かしてしまうため、飲むと喉がガラガラになってしまいます。
アイスクリームや氷などの冷たい物
冷たいものは喉を刺激したり、身体に入れることで器官が狭くなって息がしづらくなり、喘息と似た症状を引き起こしてしまいます。
※「喉が炎症を起こしているので冷やした方が良い」と思う人もいるかもしれませんが、極力常温のものを口にするよう心がけると良いですね。
食べ物を意識することで、寒くて乾燥するこの時期を元気にすごしましょう!