秋の鼻のムズムズ

- update更新日 : 2019年09月15日
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厳しい暑さも落ち着き、過ごしやすい気候になってきましたね。
最近、私の身近で鼻水やくしゃみの症状に悩まされている友人が多いのですが、皆さんはいかがでしょうか?

秋の花粉

花粉症といえば春のスギ、ヒノキのイメージが強いのですが、実は秋にも原因となる花粉は飛んでいます。
秋の花粉症の主な原因は、空き地などに繁殖する雑草で、キク科のブタクサやヨモギ、アサ科のカナムグラ、イネ科のカモガヤが代表的なもの
これらの草が開花期を迎える9~11月に花粉が飛散し、花粉症を引き起こします。

ブタクサ、ヨモギは全国的に分布しているキク科の植物です。開花時期は8月~10月頃、ブタクサは黄色、ヨモギは紫褐色の花を咲かせます。
主な生育場所は、道端、公園、河川敷などの身近な場所が多く、春花粉のスギや、ヒノキと比べて背丈が低く、通常あまり広範囲には飛散しません。
(飛散距離は数十~数百メートル)

ハウスダストにも要注意!

花粉以外の秋のアレルゲンとして意外と知られていないのがハウスダストです。
ハウスダストとは室内にたまるホコリ(室内塵)のことで、ダニの死骸やフン、カビなどが含まれています。
ダニは夏に繁殖しますが、秋になると一斉に死んでしまいます。
このため、秋はダニの死骸やフンが増加・蓄積し、ハウスダストによるアレルギー性鼻炎が増えるのです。

秋の花粉の対策

幸いなのは、秋の花粉症の原因植物は高さがせいぜい2メートルほどと低いこと。上空の強い風に運ばれて数キロ先まで飛散する春のスギとは違い、数十~数百メートルしか飛散しません。原因となる雑草に近寄らないだけでも十分予防になり得ます。
花粉の基本的な予防方法は春の花粉と同じですがご紹介します。

原因の植物に近づかない
川辺や土手など、雑草が多く生えている場所は避けるようにしましょう。

帰宅したら衣服の花粉をはらい落とす
家の中に花粉を持ち込まないようにしましょう。最近は便利な花粉症ブラシというものもあります・

部屋の掃除
こまめに床の掃除をしたり、寝具の洗濯をしましょう。
掃除の期間が空いてしまうと、鼻の症状がひどくなってしまうこともあります。

 

また、今の時期は秋の花粉・ハウスダストだけでなく、寒暖差の影響で鼻の症状がでることもあります。
鼻水やくしゃみなどの症状で辛いときは、一度医療機関を受診して原因を調べてみるといいですね。