インフルエンザの疑い時に注意!

- update更新日 : 2020年12月23日
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最近頭痛、発熱に悩まされました。
時期的に、先ずはインフルエンザを疑い内科を受診したところ検査結果は陰性。セーフ^^;
さて薬を処方していただく段階で、先生が「今は陰性だけど念の為ロキソニンはやめてカロナールを出しますね」とおっしやいます。
大人も子どもも、インフルエンザによる高熱に対して使用する薬によっては、合併症や重症化のリスクが高まるそうです。

私の場合は解熱剤等飲まずに受診しましたが、高熱で辛い時、自宅に薬があれば飲んで楽になりたいですよね。
ただし、自己判断でインフルエンザの疑いのある高熱に解熱剤を使用しても良いのか?
また、市販の解熱剤の使用はOKなのか?

*基本的にインフルエンザが疑われるような高熱には自己判断で市販薬を使用せず、急を要する場合は、 薬剤師や病院に問い合わせるか、または救急で受診をするべきです。

なのですが、クリニックの医師によると

市販されている代表的な解熱剤の使用可否

カロナール(市販薬ではタイレノールAが同成分)
日本小児科学会でも推奨されているアセトアミノフェンが主成分となるので使用可能。
インフルエンザと思われる症状での高熱には、こちらを使用する。

イブプロフェン主剤
インフルエンザ脳症の発症が高まるリスクがあるとされているので小児は使用不可。

ロキソニン
インフルエンザ脳症の発症が高まるリスクがあるとされているので小児は使用不可。

大人の場合は子供に比べて、イブプロフェン主剤、ロキソニンによる副作用のリスクが低いですが、安心なのはやはり現在良いとされているアセトアミノフェン製剤であるカロナール(タイレノールA)
だそうです。

飲んではいけない解熱剤を飲んでしまったら?

インフルエンザ脳症やライ症候群を引き起こす可能性が高まります。

インフルエンザ脳症とは
痙攣・意識障害・異常行動を起こす場合があり、後遺症や死亡する場合もある。

ライ症候群とは
急性脳症や、肝臓への脂肪浸潤を起こし、死亡する場合もある。

*インフルエンザ脳炎・脳症、ライ症候群の罹患(病気にかかること、という意味)や死亡との関連については、結論的なことは言えない状況とのことです。

もし飲んではいけない解熱剤を飲んでしまった場合は、すぐに医療機関を受診しましよう。