真夏のベタベタ汗対策

- update更新日 : 2020年11月11日
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汗は「サラサラタイプ」と「ベタベタタイプ」の2種類に分けられ、それぞれにおいの強さや蒸発のしやすさなどが異なります。
ベタベタした汗はかいたときの不快感も強く、「悪い汗」と呼ばれていたりもします。
べたつかないさらっとした汗をかくためには、汗腺の機能を高めることが大切です。
そこで今回は、サラサラとした「良い汗」をかくための夏場の生活習慣のポイントや、汗腺の機能を高めるトレーニング方法をご紹介します。

汗には良い汗・悪い汗がある

「汗はなるべくかきたくない!」という方もいるかもしれませんが、体温調整の役割を持つ汗を適度にかくことは、人間が生きる上で欠かせません。
汗をかいて、それが蒸発することは自然の現象といえます。ただ、汗をかくにしても、
極力「良い汗」をかくことが重要。まずは、良い汗と悪い汗の特徴を見てみましょう。

良い汗の特徴は?

●小粒で濃度が薄い
●成分はほとんど水に近い
●サラサラしている
●においが少ない
●蒸発しやすい
●汗をかくとすっきりする

良い汗は蒸発しやすいため、汗をかくことで効率的に体温調整ができる汗でもあります。

悪い汗の特徴は?

●大粒で濃度が濃い(ミネラルがいっしょに排出されるため)
●粘度があり、ベタベタしている
●においが強い
●蒸発しにくい
●汗をかくと不快

蒸発しにくいため、汗をかいても体温調整しにくいことが悪い汗の特徴。
また、体に必要なミネラルも排出してしまうため、かきすぎると夏バテや熱中症も起こしやすくなります。

悪い汗をかく原因は、汗腺の機能が弱まっていること。
汗腺は、冷房の効いた空間で長時間過ごしたり、運動不足で汗をかかなかったりすることで衰えてしまいます。
弱まった汗腺の働きを正常な状態にすることで、サラサラとした良い汗をかくことができるようになるのです。

《 良い汗をかくための3つの生活習慣 》

部屋の温度を下げすぎない
 冷房の設定温度は、なるべく下げすぎないように心掛けましょう。職場などで調整ができない場合は、冷風が体に直接あたらないよう、カーディガンやブランケットなどを活用することがおすすめです。

涼しい部屋から急に暑い屋外へ出ない
 冷房で冷やされた空間に長時間いると皮膚温度が下がり、暑い屋外に出てもなかなか汗が出ない状態に。しかし、一定時間が経つと、大量の汗をかいてしまいます。
外出前はいきなり炎天下に出ず、玄関などで外気に体を慣らしてから出るようにしましょう。

夏は動物性の脂肪とたんぱく質は控えめに
 牛・豚・鶏などの肉類や、バター、チーズ、魚介類といった動物性の脂肪やたんぱく質を多く含む食べ物は、熱を体内にとどめてしまいがち。
さらに、発汗作用もないため、食べすぎには要注意です。いずれの食材も適量を意識して、バランスの良い食事を心掛けましょう。

汗腺は、年齢とともに衰えていくといわれており、大人になるほどベタベタとした悪い汗をかきがちです。
また、汗をかきにくい体になると、夏バテのリスクも高めてしまいます。
それを防ぐためには、汗腺を鍛えることを意識した生活習慣を取り入れて、良い汗をかくための体質改善をしていくこと。
サラっとした汗をかけるようになると、快適で健康的に夏を過ごせるようになるはずです。

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