汗は拭いたほうが良い?

- update更新日 : 2022年07月28日
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何もせずに立ってるだけで、汗がふきでてくることもあるこの時期、汗をかいたら乾いたタオルでしっかり拭きたくなりますね。
ただ状況によっては、かえって汗を出してしまうようです。

汗の気化冷却作用

汗をかくのは体温調節するためです。
それをタオルで拭いてしまうと、汗が皮膚表面で蒸発して体温を下げる働きが阻害され、体温が下がらなくなってしまいます。
体温が下がらなければ、また汗をかき、悪循環になってしまいます。

大量に汗をびっしょりかいた場合でなければ、汗は拭かない方が良いとのこと。
汗が液体から気体に変わるとき、熱を体から奪って空気中へ放出します。(汗の気化冷却作用)
ところが、蒸発する前に汗を拭いてしまうと、気化するプロセスが失われるので、体温を下げるためにまた汗をかかなければなりません。

また、乾いたタオルで拭くと、ただ汗を拭き取るだけになってしまいますが、水分を含んだぬれタオルで拭くことで、蒸発する水分量が増えるため、体温を下げやすくします。

一方、蒸発する前にだらだらと流れ落ちてくるような汗は何ら冷却作用をもたらしませんので、びっしょり汗をかいている場合はタオルで拭いてもかまわないのです。

わずかな額の汗、体温のクールダウンを望むなら、汗が蒸発するまでそのままにしておいたほうが良いそうです。
ただし、これも湿度の高さにより変わってきます。
お風呂を想像するとわかりやすいと思いますが、水蒸気をたっぷり含んだお風呂という空間のなかでは、汗をかいてもなかなか蒸発せず、ダラダラ汗が出続けます。
そして、汗は蒸発しないと体温が下がりませんので、のぼせてしまいます。

これに対して、カラッとした日は湿度も低いので、汗をかいたそばから蒸発してくれると体温は下がります。

速く汗を引かせたい時には、体のクールダウン・スポットを冷やすことも有効です。

体のクールダウン・スポット

手首と首を冷やすと全身のクールダウンにつながります。
脈拍のとれる位置は血管が皮膚に近いため、そこを冷やすと、冷却された血液が全身を巡るので、結果的に全身がクールダウンするそうです。

脈拍のとれる位置は、手首と首だけではなく(首元が最も冷却効果があるようですが)肘の内側や膝の裏、足の甲、足首(くるぶしの近く)、太ももの付け根にもあります。
よくオデコを冷やしますが、皮膚に近い血管はコメカミと耳の間あたりにあるので、そこを冷やすほうが、より冷却効果が得られます。

汗を拭くときは

汗を乾いたタオルで拭かずに、肌を湿らして汗を拭く方が肌温度が下がりやすくなります。
また、アルコールが含まれているシートで汗を拭くと、気化熱によってさらに肌表面の温度が低くなるため、より即効性が期待できますよ(^o^)

まだまだ暑い日が続きます。

涼しい室内にいる時間も長くなることと思われます。
エアコンによる冷えは、筋肉の血行不良にもつながります。
体調不良が気になる方は是非一度、当院にご相談下さい(^^)

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