子どもの姿勢
連日の暑さ対策、そしてまだまだ気が抜けないコロナ対策と、皆様お疲れさまです。
当院は今日から18日(木)までお休みをいただいております。
夏休みで子どもたちと一緒に過ごす時間が増えて気になったことが、子どもの姿勢の悪さ。机に向かっているときやテレビをみているときに、びっくりするほど背中が丸まっているのです。
実は近年、小学生の親の5割が「自分の子は姿勢が悪い」と感じているという調査結果があります。
子どもの気になる姿勢
勉強中や食事中
・足が床につかず、足をぶらぶらさせる
・前かがみになって机に覆いかぶさるように文字を書いている
・ひじをつく
テレビを観ているときやゲーム中
・椅子やソファの背もたれにもたれかかっている
・床に座り込んで首を前に突き出し、背中が丸まっている
・ソファに体育座りをし、ゲームをのぞき込んでいる
姿勢が悪くなる要因
・子どもの筋力低下
特に背筋や腹筋が低下すると、体幹を支えられないため、座っていてもすぐに姿勢が崩れてしまいます。正しく座り続けるための筋肉が不足していることが問題です。
・生活環境の変化
現代人は座る時間が長くなりました。子どもは学校で長く座って過ごします。
学校が終わっても塾で座り、帰宅してもゲームをしながら座り、またテレビを鑑賞したり…これだけ長く座っていると、どんなに意識しても疲れて姿勢が崩れてきます。
子どもの姿勢チェック
浅く腰かけすぎて座っていたり、本やゲームをのぞき込みすぎて猫背になったりしているのは悪い姿勢です。また、机に肘をつくと、肘に体重を預けがちです。肘に体重がかかる状態が続くと、腕の痛みにつながるうえ、身体の歪みの原因になってしまいます。
椅子の高さが合わないと足裏が地面につかず、足をブラブラさせたり、椅子の脚に自分の足を引っかけたりするようになります。
正しい姿勢は、椅子に深く腰掛けお尻が背もたれについています。ノートに書くときは少しだけ浅く腰かけ、身体全体が机の正面を向くようにします。また、足裏が地面についていて、ひざの角度は約90度になっているのが理想的です。机と身体の間は、握りこぶし一つ分をあけます。そして、お腹を伸ばすように意識して、背筋を伸ばしましょう。すると背もたれに軽く背中を添わせることになります。
子ども自身がどんなに意識をしても、座る環境が整っていないと姿勢が崩れてしまします。大人ができることは、悪い姿勢を注意することだけでなく、座る環境を整えてあげることです。
なるべく子どもの身体に合うよう、机と椅子を調整することが挙げられます。
足裏が地面につき、ひざの角度が約90度になるように、座面の高さや足置きの位置を調整することがポイントです。
子どもは成長が早いので度々チェックしましょう。クッションを置いて座面の高さを調整するのもおすすめです。
当院には、姿勢の改善やスポーツをするための身体のケアで小学生のお子さんも
来院されています。お子さんの姿勢が気になりましたら、ぜひ是非一度ご相談ください。
「自分のつらい症状も本当によくなる?」と不安なあなた