なぜ「腹八分」が良い?

- update更新日 : 2024年09月30日
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「食欲の秋」・・・ついつい食べすぎてしまいますね(‘_’)
昔から、「腹八分に医者要らず」と言われ、健康・長寿の秘訣であると言われています。
英語でも「Light Suppers make long life(軽めの夕食は長寿の源)」という同様の言葉があるそうです。
満腹にならず腹八分目にすることで、内臓への負担を軽減できます。

腹八分目の効果

胃は毎日消化のために働き、たくさん食べた分だけ多くのエネルギーを使います。
いつも満腹の状態だと消化に時間がかかり、胃に大きな負担がかかるのです。
胃が休む暇がないと、消化不良を起こしたり、胃へのストレスによって自律神経が乱れたりします。
腹八分目を意識した食事をしていれば胃が働きやすく、食べたものを効率よく消化してエネルギーにすることができます。

また腹八分目に量をおさえて、一定のカロリー制限をすることによって*「サーテュイン」を活性化できるということも分かってきました。
*サーテュインとは細胞の老化を遅らせる酵素です。

「腹八分目」ってどのくらい?

「腹八分目」に明確なメドはなく、満腹感は“脳”で感じるものなので、「お腹いっぱい!」と感じるのが、腹十分目。
「もう少し食べたいな」と感じるくらいが、腹八分目とされています。

胃は、伸縮性があり、食べ物が入っていなければペシャンコの状態ですが、食べ物が入ってきて大きく膨らむとなんと1.5~2ℓ(リットル)にもなります。
個人差はありますが、1.5~2ℓもの量に満たなくても満腹感は感じるので、満腹感は量ではありません。
つまり、腹八分目も量ではないのです。

どうすれば満腹感を感じるの?

 満腹感は脳で感じますが、どのような経路で脳の満腹中枢が刺激されるかまで、明確にはなっていません。
しかし、①胃壁の拡張②血糖値の上昇によって満腹中枢が刺激されると考えられています。
また、満腹中枢は刺激されるまでに約15~20分かかると考えられています。

満腹感を感じるために必要な食事の量が決まっているわけではないので、腹八分目は分かりにくい感覚のようです。

腹八分目にするコツとは?

①よく噛んでゆっくり食べることが一番大切

よく噛むことで、満腹中枢を刺激します。
満腹感を感じるには約15~20分かかってしまうので、それ以上に早く食べると満腹感が得られにくく、食べ過ぎの原因となってしまいます。
噛むことで食欲を抑える働きがあるホルモン「レプチン」の分泌が促進されます。
よく噛むほどに多く分泌されるので、食べすぎを防いでくれます。
ゆっくり食べていると、早食いでは気づかないような程よい満腹感に、気づくかもしれません。

②小分けにする

大皿から取ると、自分が食べた量を計りにくくなるので、一回の食事で食べる量をあらかじめ小分けにして並べることで、量をコントロールしやすくなります。

③三食のリズムを整える

一日の食事のリズムを整えることで、お腹が空きすぎて勢いよく大量に食べることを防ぎます。
毎食腹八分目まで食べる必要もありません。

内臓の調子が良ければ、身体全体の調子も良くなります。
そして、筋肉が程よく緩んでいれば、さらに快適で食事も美味しくなります!
食べ過ぎ要注意で、秋の美味しい味覚をバランス良く堪能しましょう(^^♪

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