脱水のしくみ

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「水分補給」夏場は多くの方が意識されますが、冬場は意識が薄れる方が多いようです。
意外と冬場も、暖房や空気の乾燥などで脱水になりやすいです。

のどが渇く感覚を「口渇感」と言い、「口渇感」を感じると人は水などの水分を摂り、脱水にならないようにします。
この水分を摂る行動も食欲と同じように、脳がコントロールしていて、体内の水分量や浸透圧の変化に応じてコントロールしてます。(体液の場合、浸透圧の上昇は脱水かナトリウムなどの摂り過ぎを示します)
*「体液」⇒体内にあるすべての液体。血液・リンパ液・脳脊髄(のうせきずい)液など。

人体の60%は水分なので、体のすべての機能が正常に働くために水分が必要です。
そのため体内の水分や体液の濃度は、厳しく管理されています。
体内の水分量を維持するために「口渇感」を起こす中枢は、「視床下部」にある「口喝中枢」です。

「視床下部」は、脳内にあり自律神経や内分泌の調節中枢として機能しています。
体温や食欲、睡眠、情動、代謝など、体のさまざまな機能を調整しています。

血液量減少や浸透圧上昇によりのどが渇く

血液の量が減ると心臓や肺にある受容器がそれを感知します。

また視床下部にある「浸透圧受容器」では、体液の浸透圧の変化を感知してます。
これらの受容器から体内の水分量減少の情報が口喝中枢に届き、「口渇感」が起こり水分を摂ります。

さらに口喝中枢は「抗利尿ホルモン」とも呼ばれるホルモンの分泌を促します。
このホルモンは、腎臓で尿として排泄される水分量を減らし、体液量を維持します。

ご高齢になると「受容器」や「口喝中枢」の機能が低下して「口渇感」を感じにくくなります。
また高齢者は腎臓機能の低下により水分をあまり摂らない方が多いです。
そうなると、熱中症になりやすいので要注意です。

水分補給の仕方

体内水分量は「足りなくなってから足す」のではなく「常に十分足りてる」状態をキープするのが理想的です。
口渇感を感じる前に、常に少しづつ水分補給するのがよいとされます。

寒いくて空気の乾燥している日が続きますが、元気にすごしたいですね(^^♪

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