骨盤を立てて、坐骨で座ってみよう！
正しい座り方（正しい姿勢）で一番大事なのは、骨盤を垂直に立てて坐骨を感じながら座ることです。
坐骨とは
骨盤の下部にある左右にある尖がった骨です。
椅子※に座って、お尻の真下に両手をあてながら、
お尻を前後に振ってみると左右にゴリゴリと感じられる部分があると思いますが、それが坐骨です。
※座面に多少硬さのある椅子が分かりやすいです。
坐骨で座る方法
この坐骨を感じつつ動かしながら、椅子の座面に対して圧が高くなる角度※です。
腰を前後にゆっくり振って動かしていくとなんとなく分かります。
※正確には、坐骨のやや前が座面に着く位置で、
骨盤の上に肩と耳の垂直のラインが並びます。
この「骨盤を立てる」感覚を一度覚えると、姿勢が崩れた時にも、正しい位置に戻しやすくなります。
自分で座りなおせることが、大きなポイントです。
なお、良い姿勢は、立ち上がったときも、座ったときも骨盤の角度は同様です。
坐骨（骨盤）が傾くとどうなる？
・坐骨の後ろ側が座面に着くと、骨盤が後傾（猫背）
→上半身がバランスをとるために、顔が前に出て猫背に。
→前側の胸やお腹の筋肉は縮み、後ろ側の首・肩・背中の筋肉は引き伸ばされた状態
筋肉が伸び縮みしっぱなしで、どちらも筋肉に負担がかかっています。
・坐骨の前側が座面に着くと、骨盤が前傾（反り腰）
→頭の位置はあまりずれないが、反り腰に。
→前側は伸ばされて一見するといい姿勢に見えますが、
腰回りは縮み、こちらも筋肉に負担がかかっている状態となります。
留意点
良い姿勢をしようと意識しすぎて、胸を張って背筋を伸ばし過ぎて反り腰にならないようにしてください。これも腰を痛める原因となります。
坐骨の位置を確認したら、上半身に力が入らない自然な座り方をしてください。
坐骨で座るというのがよくわからない方、デスクワークで座りっぱなしで身体が固まっている方、運動習慣がある方あまりない方、ご自分の体がいまどうなっているのかよくわからない方、効率よく活動したいという方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
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