あなたの腸内環境は大丈夫???

- update更新日 : 2019年12月18日
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人間の腸には100種類以上、100兆個以上もの細菌が生息しています。これらの腸内細菌は、小腸から大腸にかけて、まるでお花畑(フローラ)のように種類ごとに細菌が群生していることから「腸内フローラ」とよばれているのです。

腸内細菌の種類

腸内フローラを構成する腸内細菌には、主に「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つがあります。

①善玉菌
体によい影響を及ぼす菌。腸の働きを活性化させ、便秘や下痢を予防したり、病気に対する抵抗力を高めたりしてくれます。
乳酸菌、ビフィズス菌 など

②悪玉菌
主に体に悪い影響を及ぼす菌。腸内の腐敗を進め、便秘や下痢を起こす。炎症を起こしたり発がん性物質をつくり出したりします。
ウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌(有毒株) など

日和見菌
とくによい働きもしないが、悪い働きもしない細菌。善玉菌が多いときはおとなしく、悪玉菌が増えると有害な作用を及ぼすことがあります。
バクテロイデス、大腸菌(無毒株)、連鎖球菌 など

《腸内フローラはバランスが大事!》 腸内フローラの理想的なバランスは、「善玉菌20%:悪玉菌10%:日和見菌70%」です。善玉菌が増えると悪玉菌が減り、善玉菌が減ると悪玉菌が増えます。健康のためには、善玉菌と悪玉菌の腸内細菌バランスを整えることが重要になります。

善玉菌を増やすための腸活習慣

1.善玉菌を多く含む食材を摂る
善玉菌を増やすためには、乳酸菌・ビフィズス菌を含む食品を摂取しましょう。ヨーグルトやチーズ、納豆・ぬか漬け・キムチなどの発酵食品がおススメです  

ポイント
乳酸菌は時間をかけて腸内で増殖します。毎日継続的に摂取しましょう。

2.善玉菌のエサとなる食物繊維・オリゴ糖などを摂る
食物繊維やオリゴ糖は、善玉菌のエサとなって、善玉菌の増殖を促します。穀物・イモ類・海藻類・きのこ類などに含まれる食物繊維、大豆・バナナ・ゴボウなどに含まれるオリゴ糖を積極的に摂りましょう。 

ポイント
食物繊維・オリゴ糖の摂取には、特定保健用食品を利用するのもひとつの方法です。

《腸がキレイな人は、肌もキレイ!》 腸にたまった老廃物をきちんと排出することで、肌によい栄養をたくさん吸収することができるので、腸内環境を整えることは、お肌の健康維持にも効果的です。腸のデトックス効果を高めるためには、遅くても就寝3時間前までには夕食をすませましょう。