白い(=精製された)砂糖が体に及ぼす影響

- update更新日 : 2020年12月23日
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甘いもの好きの方、多いと思いますが私もその一人です。
クッキーや菓子パンなどは、食べたばかりなのに、またすぐに食べたくなることがあります。

また、WHO(世界保健機関)は「成人の1日あたりの砂糖摂取量は25g程度までが望ましい」と発表しています。

砂糖25gは「ティースプーン6杯ぐらい」の量ですが、一般的な缶コーヒー(190ml・微糖タイプやブラックは除く)にも1本あたり15g程度の砂糖が含まれているため、1本飲めば1日の目標量の半分以上の砂糖を摂ったことになります。

白砂糖の摂りすぎは消化に良くない、体を冷やす等、他にも悪影響があると言われてます。
今回は砂糖の摂りすぎによる悪影響を、いくつかある中から2点あげてみます。

【1】消化不良を引き起こす

フルーツなど天然の糖分を含む多く食品には、繊維質やビタミン、ミネラル、水分などがたっぷり含まれます。
これら栄養素のコンビネーションは消化を促進し、腸内細菌のバランスも整えてくれ、健康によい食品と言えます。
しかし精製糖の含有量が高い食品は逆の効果があり、栄養素や繊維質が少ない傾向にあります。
これは消化を妨げ、便秘の原因になることもあります。

【2】空腹感が増す

チョコレートやビスケットなど、砂糖や炭水化物を多く含むお菓子は、すぐに消化されて血中に入り、血糖値を急上昇させるので満腹感を感じさせます。
*甘いものをとると、血糖値が上昇し、特に、白砂糖は糖の中でも分子が小さいので、血糖値を急上昇させます。
すると、血糖値を一定に保とうと、膵臓から血糖値を下げる作用のある「インスリン」を分泌します。
このインスリンが血糖値を急降下させると、今度は体内が「低血糖」の状態で空腹感を感じてしまいます。
今度は脳がエネルギー不足と勘違いし、「甘いものを摂取しろ!」という指令を出します。
この繰り返しで、砂糖をずっと欲するようになってしまうのです。
食べてもすぐにまた甘いものに手が伸びる原因ですね。

また、甘いものは依存症になりやすく、砂糖依存になる原因といわれているのが、砂糖をとると脳内の神経伝達物質の「ドーパミン」などが分泌されることです。
ドーパミンは、脳機能を活性化させ、快楽とともに、意欲も作りだす物質です。
コカインなどの覚せい剤やモルヒネなどの麻薬のように依存性を持つ物質も、ドーパミンを分泌させる作用があります。

砂糖への依存を克服すれば、一日で血糖値の急上昇や急降下することがなくなるので、安定して快適でいられます。
血糖値のバランスを取るためには、間食としてアーモンド、その他のナッツ類など、たんぱく質とヘルシーな脂肪分を豊富に含むものを選ぶとよいでしょう。

お砂糖は摂りすぎると様々な病気の原因となってしまいます。
なので、原材料には気をつけて健康的な生活を目指しましょう!