加齢とともに太りやすくなるのは?

- update更新日 : 2020年12月26日
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最近よく、30代半ば位の女性の方から「以前と比べて体重が落ちにくい」という悩みをよくお聞きします。
体重が減らないのは、年齢と共に基礎代謝の低下や筋肉量の減少が主な原因と考えられます。

エネルギー代謝の種類

ダイエットで大きく影響するエネルギー代謝には大きく3つあります。
①基礎代謝②生活活動代謝③食事誘発生熱産生(DIT)」です。
①基礎代謝は何もせずとも臓器の働きなどを維持するために消費するエネルギーです。
この基礎代謝は20歳をピークに減少していきます。

②生活活動代謝とは、身体を動かすことによるエネルギー消費です。
③食事誘発生熱産生(DIT)とは、食事により胃や腸などの内臓が働くことによるエネルギー消費です。
代謝の種類によってエネルギー消費量は異なります。
基礎代謝が60%〜70%、生活活動代謝が20%〜30%、食事誘発生熱産生が10%の割合と言われています。

「太りやすくなった」と感じる理由

1日体重1kgあたりの基礎代謝量のことを基礎代謝基準値と言い、これは生まれた時が一番高く、年齢とともに減少していきます。

基礎代謝基準値は成長期までに大きく減少するものの、実際に消費する総カロリーは年齢身長に合った標準体重や運動レベルをかけたものなので、15歳前後が一番消費カロリーが大きくなり、その後はゆるやかに減少していきます。
ゆるやかな変化こそが、気がついたときに「太りやすくなった」と感じさせる原因かもしれません。

最初はゆるやかな減少のため気がつかず、いままでと同じようにカロリー摂取を続けます。
しばらくの年数、大きく減少するわけではないので気がつかずそのままの生活を続けてしまいます。

そして「太りやすくなった」と気がついた時には、減少する前の基礎代謝量との差が大きく開いた状態の上、その前の変化に気がついていないので急に太りやすくなったと考えためです。

成長期以降の代謝の減少は、比較的安定していて急激な減少ではありません。
それでもゆるやかに減少するものなので、いつまでも若い時の食生活を続けずに、少しずつ消費カロリーを抑えていくことが大切です。

基礎代謝と筋肉トレーニング

基礎代謝を上げるためには、筋肉量を増やすことがもっとも効果的です。
筋肉は身体の中でも最もエネルギーを必要とする組織であり、筋肉量が多い人は、エネルギー消費が大きいのです。
つまり基礎代謝も大きいということになります。
ただし、筋肉トレーニングをして新たに筋肉をつけるには半年から1年と少し長い期間が必要になります。

即効性がないため続けて行くうちに気持ちが折れてしまいがちですが、ダイエット後の体型維持も考えると、ただ体重を落とすだけでなく、筋肉量を上げて太りにくい身体作りをすることにつながります。
せっかく痩せてもリバウンドしてしまい、また辛いダイエットをすることにならないよう、筋肉トレーニングも取り入れることが必要です。
時間はかかりますが、長い目で見れば結果的に効率がよい方法と言えます。

食事制限は正しい知識のもとに筋肉量を減らさない

筋肉量を増やすのと同時に筋肉量を減らさないようにする必要があります。
ダイエット中は過度な食事制限で、必要な栄養素を取れずに筋肉が痩せてしまい、基礎代謝も下がることがあります。

食事制限をするのであれば、筋肉量などを減らさない、正しい知識の上で行う必要があります。

筋力をつけるには継続的なトレーニングが必要です。
「以前と比べて体重が落ちにくい」と感じはじめたら、先ずは毎日少しずつ筋力トレーニングをしてみましょう!

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