疲労回復をする栄養素
季節の変わり目は疲れやすかったり、何かと倦怠感を感じやすくなります。
そこで疲労回復には食事内容が重要になります。
疲れた時はうなぎや焼き肉とスタミナ食を連想しがちですが、必ずしも高カロリーでボリュームのある食事が疲労回復に向くとは限りません。
代謝をアップさせ、エネルギーを作る回路を動かすことで疲れは回復するので、こういう体の働きをサポートする食材が必要です。
疲労回復に効果的な栄養素
①タンパク質
運動による筋肉疲労を回復させるのに必要なのが「アミノ酸」
この原料となるのが肉や魚、卵、大豆製品などに含まれるタンパク質です。
一日に必要なタンパク質は男性で60g、女性で50g。
卵一個で約6g、肉50gあたり約9~10gのタンパク質が含まれています。
②ビタミンB群
ビタミンB1は糖質を代謝してエネルギーに変えて、新陳代謝を促進させます。
これは豚肉などに多く含まれ、ネギヤニラ、ニンニクなどと一緒に摂ると、より吸収しやすくなります。
ビタミンB2はタンパク質、糖質、脂質を代謝し、乳酸などの疲労原因物質をとりのぞいてくれます。
これは牛、豚、鶏のレバーやうなぎ、牛乳などに多く含まれます。
③クエン酸
梅干しやレモン、酢にに含まれ、糖質、脂質、タンパク質などの栄養素からエネルギーを作り出してくれます。
④ベータカロテン・ビタミンC・ビタミンE・鉄分
疲労が蓄積すると体内では活性酸素が増加し、疲れやすい体につながることがあります。
活性酸素を除去してくれる抗酸化作用を持つのが各種ビタミン。
⑤リコピン
トマトに多く含まれるカロテノイド(色素)は強力な抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去してくれます。
その作用はビタミンEの100倍以上といわれています。
⑥イミダペプチド
長距離移動をする渡り鳥の翼の根本にあるという成分がイミダペプチド。
このおかげで、どんなに小さな鳥でも長距離飛行が可能になるといいます。
日常的な疲労軽減や抗酸化作用も高いイミダペプチドは、鶏の胸肉以外にイワシ、サバ、サンマ、マグロ、カツオ等にも多く含まれます。
栄養素をより効率的に吸収するためには、調理法も大事です。
体が疲労を感じてるときは、多くの場合消化器の機能が低下しています。
疲労回復のために大きなエネルギーが必要なので、食べ物の消化のためには普段よりもエネルギーがまわりにくいため。
生ものより火を通したもの、かたいものより柔らかい物などというように消化に負担をかけないようにしたいものです。
消化器全般を徹底的に休めるために断食を行うのも選択肢です。
疲れを感じてる状態は体から「休みなさい」というサインです。
自律神経の乱れや内臓疾患といった病気や人間関係のストレスなど、体に負担をかけている原因があるのなら、先ずはそちらを解消する必要があります。
併せて体に良い栄養素を摂るようにしましょう!
また、筋肉の緊張が原因で血行不良になり、疲れがぬけにくくなることも考えられます。
平塚市エリアに縁があり、疲れやすい、お体の痛み、不調等に悩まれている方、ぜひ一度当院までご相談ください。