ひじきが旬を迎えます!

- update更新日 : 2023年02月05日
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日本の和食といえば、どんな食べ物を思い浮かべますか?
私は「ひじき」です。

乾燥が主流で旬を感じにくいひじきですが、3月~5月の暖かくなる季節に旬を迎える海藻です。まさにこれからですね。
この時期収穫されたやわらかいひじきは蒸す・茹でるなどの工程を経て乾燥されます。これが乾燥ひじきとして流通しています。
国産ひじきはごくわずかで、多くは中国や韓国で水揚げされたのものが流通していますが、国内では長崎県や大分県、三重県や瀬戸内海沿岸などで収穫されています。

ひじきの種類

ひじきには主に2種類あり、ひじきの芽の部分は「芽ひじき」と呼ばれ、柔らかいのが特徴です。
ひじきの葉の部分で、長ひじきに比べると食べ応えには欠けますが、水で戻るのも早く、食材とも絡みやすいことなどから、調理の際扱いやすいという特徴を持ちます。
ひじきご飯には芽ひじきが適していると言われていますし、柔らかい食感からサラダや和え物にもぴったりです。

一方茎の部分は「長ひじき」と呼ばれています。「茎ひじき」とも呼ばれていて、長さがあり歯ごたえがしっかり感じられるのが特徴です。炒め物や和え物に合い、煮物として利用するのも適しています。1本のひじきからは芽ひじきが約20%、長ひじきが約80%収穫されます。

また、生ひじきは主に鮮魚売り場で売られている生ひじきもあります。
「生」と書いてありますが下処理がされています。ひじきはそのままだとアクや有毒物質があるため、塩抜き後釜ゆでしたものが主に生ひじきとして売られています
生ひじきは乾燥ひじきに比べて、ふっくらした見た目と柔らかくぷりぷりした食感が特徴です。
一度茹でてある生ひじきですが、家庭で調理する際には再度1〜2分熱湯にくぐらせてから調理しましょう。

栄養素

ひじきは昆布と同じ海藻の仲間で、ミネラルや食物繊維を豊富に含んでいます。
中でも鉄やカルシウムがたっぷり!鉄は血液の素となり、全身に酸素を運ぶ大切な役割を持ち、不足すると貧血などの症状が表れます。
特に成長期の子供や月経のある女性は不足しやすい栄養素なので積極的に摂りたいものです。
また、カルシウムは骨形成に必要な栄養素で、子どもの成長や骨粗鬆症予防に働きます。
鉄・カルシウム共に肉や魚などのたんぱく質が豊富な食材と一緒に食べると吸収が高まるため、積極的に食べましょう。
ひじきに含まれるヒ素を心配する声が上がっていますが、乾燥の状態で1日4g(戻した状態で約40g)は食べても問題ないそうです。

当院は技術だけでなく、スタッフが話しやすいというお声もいただいております。
ひじきを使ったおすすめのレシピがあったら教えてください!

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