水分補給
子どもたちの楽しい夏休みもあと2週間ちょっと。
お仕事をされている方はもうお盆休みでしょうか。
当院は8/15(木)~17(土)までお休みをいただきます。
わたしたちの体の中には、たくさんの水分があります。
体の調子は、入る水分と出る水分が一定に調整されていることでうまく整えられているため、このバランスが崩れると、体の不調をきたします。例えば、気温が高くなると汗をかくため出る水分が多くなります。出る水分と同じだけの水分を補給できないと、脱水の状態になります。
こんなときは脱水症状の可能性があり!
①のどが渇く
「のどが渇いた」と感じたときは、すでに脱水が始まっています。のどの渇きを感じる前に水分を摂りましょう。
②トイレに行く回数が少ない
尿意の頻度は個人差があります。適切に水分補給ができていれば、日中はおよそ2~3時間に1回の間隔で尿意を催します。3時間以上、尿意を感じない場合は、水分不足の可能性があります。
③尿の色が濃い
正常な尿の色は薄い黄色ですが、脱水状態だと濃い黄色になります。これは水分不足により尿の量が減少し、尿中の色素(ビリルビン)の濃度が高くなるためです。
水分補給のポイント
① こまめに飲む
水分補給が大切でも、一度にまとめて飲んでしまうのは良くありません。水を飲んだ時に体が必要とする量を吸収したら残りは尿や汗として排出されるため、腎臓に負担がかかってしまいます。
一度に飲む量はコップ一杯(200ml弱)程度にしましょう。
運動をする場合には、運動中にも少しずつ飲むように心がけましょう。
②塩分の補給
夏場や運動時など、短時間にたくさんの汗をかいたときには、水分と同時に塩分の補給も必要です。体内の塩分が不足している状態で水分ばかり摂取してしまうと、さらに体内の塩分濃度が低くなってしまい、思わぬ体調不良を引き起こしかねません。
水分と同時に塩分タブレットや梅干しといった塩分を豊富に含むものを補給することで、体内の電解質バランスを保ちやすくなります。
今の時期気を付けてほしいのが、水のレジャー中の水分補給。
プールや海の中にいて喉の渇きを感じなかったり、つい夢中になって水分を摂ることを忘れてしまうと非常に危険です。時間を決めるなどして、しっかりと水分を摂りましょう。