身体の力を抜く方法

- update更新日 : 2019年06月24日
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私は何か作業をしている時ふと気がつくと歯を食いしばってたり、肩に力が入っていたりすることがあります。
忙しくストレスの多い現代人は心身の状態が安定せず、無意識のうちに身体を力ませ、緊張させています。
この緊張状態は、睡眠の不調や不眠の原因の一つにもなるそうです。

そこで、緊張状態を解消するための筋弛緩法についてお話します。
筋弛緩法とは、力を入れたり抜いたりすることを繰り返し、身体の力を抜く感覚をつかむ方法です。
緊張しやすいのは不安感の強い人である場合が多いそうです。

身体が緊張しているかどうか、簡単なチェック方法

①椅子に座ります。
②力を抜いて膝に置いた手首を、他人に胸のあたりまで持ち上げてパッと放してもらいます。
③その手首がダランと元の場所へ戻らず、空中で止まってしまう場合は身体が緊張で固まっている状態だといいます。

椅子に座って行うリラックス方法を3つご紹介します。

手のリラックス

①前かがみになり、手のひらをぎゅっと握る。

②ストンと力を抜き、手のひらに感じる感覚に集中する。

③もう一度手のひらを握る。今度は力が入っている感覚に集中する。

④ストンと力を抜く。

⑤手のひらを目一杯広げ、手のひらが張っている感覚に集中する。

⑥ストンと力を抜く。

肩と上半身のリラックス

①肩をすくめるようにして肩を上げる。

②ストンと力を抜く。

③こぶしを握り、腕をぐっと曲げて脇を締め、肩をすくめる。

④太ももにストンと腕を落とす。

全身のリラックス

①背もたれに寄りかかるように座る。

②こぶしを握り、腕をぐっと曲げて脇を締め、肩を上げて、ひざをくっつけて脚を伸ばし、つま先を身体の側に向ける。

③ストンと全ての力を抜く。

力が入っている状態と抜けた状態に集中するため、テレビを観ながら、音楽を聞きながら行うのはNGです。
集中できる環境で行うことが大切です。

人により、力の抜けた感覚がつかみやすい部位とそうでない部位があったり、部位によって感じ方が異なったりするかもしれませんが、どの部分の筋弛緩法を行っても効果は同じです。
自分にとって特に効果が実感しやすい部分を選びましょう。

不眠症でない人は比較的すぐに効果を感じられるのですが、不眠症の人は緊張が強いぶん、最初はなかなか効果を実感できないかもしれません。
しかし毎日継続して行うことが大切です。
慣れるのに1週間、効果が少し出てくるまでにもう1週間と考えてもらい、焦らず続けてくださいね。