虫さされ

夏は大好きですが、この時期一番の気がかりは虫刺されです。

蚊、ハチ、ブユ(ブヨ)、ガ、ノミ、ダニ、ケムシなどに皮膚を刺され、毒性のある物質が体内に入ることで、痛み、かゆみ、腫れなどの症状が起こります。
これらの毒性物質によるアレルギー反応により、アナフィラキシーショックという全身のショック症状を引き起こすこともあります。

虫による症状のちがい

①かゆみを引き起こす蚊など

蚊やノミ、ダニ、ブユに刺されると、赤い腫れや小さなしこり、激しいかゆみがあらわれます。

②ショック症状を引き起こすハチなど

ハチやムカデ、クモに刺されると、腫れや鋭い痛みが起こります。
また、一度これらの虫に刺されると、アレルギーを引き起こす抗体が体内に作られ、次に刺されるとアナフィラキシーショックと呼ばれる全身のじんましんや発熱、呼吸困難、血圧低下などのショック症状を引き起こす可能性があります。

③一度に数か所を刺すケムシ

ケムシは背中の毒針で一度に数か所を刺す上、針が服を通り抜けて露出していない部分も刺されることがあります。
ケムシの中でもツバキやサザンカなどにつくチャドクガのケムシによる被害が一番多いといわれています。
小さな赤い発疹ができて、ピリピリとした痛みが生じた後、強いかゆみが出ます。
これらの症状にもアレルギー反応が関係しています。

④最近増えている南京虫(トコジラミ)

南京虫に刺されると、アレルギー反応も加わり、激しいかゆみが生じ、刺された痕は1~2週間以上残ります。
布団やベッドに潜み、そこで被害を受けることが多くあります。
また壁や畳、コンセントの隙間などに隠れていることもあります。

対処法

①蚊などに刺されたとき

すぐに市販のかゆみ止めを塗りましょう。
かゆみがひどいときは、冷やすと楽になります。
患部をかいてしまうと細菌に感染することもありますので、気をつけましょう。

②ハチに刺されたとき

すぐに患部を流水でよく洗いましょう。
ハチの針が皮膚に残っている場合は、先の細いピンセットや毛抜きで取り除き、患部を冷やしながら病院に行きましょう。
呼吸困難、めまい、意識障害等のアナフィラキシーショックと思われる症状があらわれた場合は、すぐに救急車を呼んでください。
予防法として、ズメバチは黒いものに寄ってくる習性があるので、黒い服や帽子は避けましょう。

③ケムシなどに刺されたとき

ケムシの毛が残っていたら粘着テープなどで取り除き、患部を強くこすらずに、石鹸で何度も洗い流します。
市販のかゆみ止めをつけ、腫れや痛みがある場合は病院で診察を受けましょう。
ムカデに刺されたときも、すぐに傷口を水で洗いましょう。

④病院で診察を受ける

強いかゆみが続くときや発熱、倦怠感をともなう場合は、主治医や皮膚科、アレルギー科で診察を受けましょう。