幸せホルモン「セロトニン」

- update更新日 : 2020年12月23日
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年末、日常生活や仕事などが多忙となり、ストレスを感じていませんか?
そこで、精神を安定させ、ストレスを軽減させる働きがあるセレトニン(幸せホルモンと呼ばれる脳内の神経伝達物質)のお話です。
自らの体内で自然に生成されるもので、精神安定剤とよく似た分子構造をしています。

体内のセロトニン分泌が不足すると、慢性的ストレスや疲労、イライラ感、向上心の低下、仕事への意欲低下、協調性の欠如、うつ症状、不眠といった症状がみられます。

セロトニン分泌を増やす方法あげてみます。

①セロトニンを作る食べ物をとる

セロトニンは、アミノ酸の一種「トリプトファン」、ビタミンB6、炭水化物によって体内で作られます。
トリプトファンは体内で生成することのできない必須アミノ酸の一つなので、食事からとる必要があり、チーズや豆腐、卵、牛乳、バナナなどに多く含まれています。
あわせて、体内でセロトニン生成を促す「ビタミンB6」も積極的にとりましょう。
ビタミンB6はレバーやマグロ、カツオ、にんにくなどに多く含まれています。
特にバナナは、トリプトファン、ビタミンB6、炭水化物の3つをすべて含んだ食べ物で、手軽にとり入れることができます。

②日光を浴びる

起床直後から30分までに日光を浴びることで、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が止まり、セロトニンの分泌のスイッチが入ると言われています。
セロトニンは無限に増えるわけではないので、一日15分〜30分ほど日光に浴びることを意識すると良いでしょう。
夜勤などで生活のリズムが不規則になりがちな方は特に、起床後に太陽の光を浴びることを心がけ、セロトニンの分泌を促したいものです。
日光に限らず、照明などの強い光を浴びることでも同様の効果が得られるそうです。

③リズミカルな運動をする

規則正しいリズムを繰り返す運動は、セロトニン分泌を高めることがわかっています。
運動といっても激しい運動をする必要はなく、ウォーキングやスクワット、軽い体操などで十分です。
また、運動というイメージではありませんがガムを噛む、歯みがきをするなど、一定のリズムを繰り返す日常動作にもセロトニンを増やす効果が期待できるようです。

他にも家族や恋人など、信頼できる人とのスキンシップはセロトニンを増やすのに効果があると言われています。
特に恋人とのハグは、1日30秒するとストレスの1/3が解消されるそうです!

意識してセロトニン分泌を高め、ストレスに負けない体を作りましょう。