糖の話し その2

以前、白砂糖は糖の中でも分子が小さいので吸収のスピードが早く、血糖値を急上昇させるお話をしました。
これが精製糖が体に負担をかける理由のひとつです。

血糖値を急激に上げると、すい臓が、それを必死に下げます。
急に血糖値が下がるので、また、血糖値を上げるために糖分を欲する。
そして、これをくりかえしているうちに、すい臓がオーバーヒートし、まず、血糖値が下がりっぱなしになることで低血糖になります。
そして、下がりっぱなしの血糖値を上げるために、さらに糖分を欲するようになり、血糖値をひき続き上下させ続けているうちに、最終的に、すい臓が壊れて血糖値が下がらなくなります。
これが糖尿病の原理です。

糖の種類は3つ

●ショ糖
いわゆる精製糖などのことで、ブドウ糖50%、果糖50%でできています。
ブドウ糖と果糖は、消化のプロセスがまったく違うので区別することが重要になります。

●ブドウ糖
胃腸で消化され、エネルギー源としてあらゆる細胞が利用。

●果糖
胃腸ではなく、直接肝臓へ運ばれ、グリコーゲンと中性脂肪に分解されます。

果糖と肝臓の関係について

果糖は肝臓で処理されるため、大量摂取は肝臓を酷使し、以下のようなさまざまな問題をひきおこします。
・新陳代謝を下げる
・コレステロール値を上げる
・脂肪肝
・肝硬変
・高血圧
・肥満
・痛風
・また、食欲の制御をつかさどるタンパク質レプチンへの抵抗性ができることもあり、食欲制御不能になってしまうことも。

自然のままの果物には、食物繊維が多く含まれるため、果糖の吸収スピードをゆるめてくれますが、一時ブームとなったスムージーやジューシングは食物繊維を大幅に減らしたり、ジューシングにより不溶性食物繊維を破壊してしまいます。
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の二種類が含まれており、消化には両方必要になります。

ですので、糖分の吸収は、そのまま食べるよりも早くなってしまいます。
つまり、果物を食べるならそのままの状態で食べるのがベストということです。

糖が体に及ぼす影響は色々いわれてますが、大事なのは糖分の吸収をゆっくりさせる「食事による血糖値の乱高下を避ける食べ方」です。

血糖値を乱高下させない食べ方

ポイントは6つ。
・砂糖、小麦粉、お米など、炭水化物は精製されていないものを。
・加工食品はできるだけ食べない。
・のどが乾いたら水を飲む。(フルーツジュースをふくめ、清涼飲料など、液体になった糖分は血糖値を急激に上げます)
・新鮮で、安全な野菜や果物を、生で食べる量を増やす。
・果物は、空腹時に食べる。(消化の遅い肉や炭水化物を食べたあとに、くだものを食べると、一緒に発酵してしまうのせっかくの栄養を吸収できなくなります)
・野菜から食べる(血糖値をゆるやかに上昇させるためです)

つまり、食べ物を自然のままいただく、これにかぎります。