インナーマッスルを鍛える必要性

筋肉は、体全体の健康に大きく関わってきます。
「若いうちから筋肉を落とさないことが大切」「いま運動しておくことが未来の健康につながる」といわれています。

①保険や貯金のように”筋肉”の将来も考えるべき

私たちの筋肉量は30代以降、年1%ずつ減り続けています。
筋トレなどの運動をしなければ、10年先で10%、20年先で20%、30年先には30%の筋肉が減るのです。

そうなると、ちょっとしたことで疲れてしまうだけでなく、体が思うように動かなくなったり、腰やひざが痛んだりします。
ですから、自分の未来を明るいものにしたいなら、いまのうちに筋肉をつけておくことが必須。

誰もが将来の苦労を減らしたいという気持ちを抱いています。
“事故や災害に遭ったり病気になったらどうしよう”という不安があるから、
生命保険や損害保険に入るわけですし、“お金で苦労したくない”から、貯蓄や運用をして増やそうとするわけです。

私は「筋肉」もこれと同じだと思います。
筋肉もいまのうちに増やしておけば、それだけ後がラクになるのです。
さあ、みなさんも未来を豊かにするための”財テク”をするつもりで筋トレをはじめましょう。

②無理なダイエットで「寝たきり予備軍」に?

ほとんどの人がダイエットの経験があると思います。
なかでも、運動を行わず、厳しい食事制限によって減量したという人は要注意。あなたはすでに「寝たきり予備軍」に該当しています。

どうして「食事制限のみのダイエット」が「寝たきり」につながるのか。
それは、筋肉がごっそり減ってしまうからです。
ダイエットとリバウンドを繰り返すうちに、筋肉がすっかり細り、代わりに脂肪が増えて、
両者の割合が本来あるべき姿と逆転してしまうケースもあります。

この筋肉量低下を決して甘く見てはいけません。
「食事制限だけのダイエットを3ヵ月続けると、5%の筋肉が落ちる」という驚きの結果が得られています。
これは、通常なら年1%の割合で落ちていく筋肉が、わずか3ヵ月間で5倍も落ちてしまったということ。
いかに「ごっそりと筋肉が減ってしまうか」がおわかりでしょう。

③座っている時間が長いほど寿命は短くなる

「座って過ごす時間が長いほど寿命が短くなる」「1日に6時間座っていると、1 日3時間の人に比べて死のリスクが40%増える」
「テレビ、パソコンを1日4時間以上利用すると、死亡リスクが2倍になる」ーー近年、世界各国の研究機関でこうした研究発表が相次いでいます。
どうやら、「長い時間座っていること」ほど健康に悪い行為はないようです。

デスクワークをしているときは、頭はさかんに動かしていても、体はほとんど動かしていません。
キーボードを打つのに指や腕、目の筋肉は使っているかもしれませんが、他の部位の筋肉活動はほぼ停止した状態。

とくに下半身の筋肉は、座っている間中まったく使われないことになります。
たとえば、「20〜30分に一度は席を立つ」「1日に1〜2回は社外に出る用事をつくる」など、心がけてみましょう。

④「500円玉貯金」のようにコツコツ続けることが大切

たとえば、毎日500円玉貯金をしていくと、約20ヵ月で30万円にもなります。
コツコツと貯めていけば、自分にとってありがたい財産となるわけです。
筋トレもこれと同じようなもの。額は少なくてOK。

1日に行うトレーニングは、「最低限の量」で構いません。
筋肉に対して効果を上げられる量をキープしつつ、ギリギリの線までハードルを下げて負担を軽くしていいのです。
時間にして5分程度でしょう。

とにかく、大切にすべきは「継続性」。
筋トレは負荷の高いトレーニングを短期的に行うよりも、負荷が軽くても細く長く続けていくほうがはるかに大事です。

長い目でコツコツと根気良く続けるのが理想的です。