爪で健康チェック
爪は「ケラチン」という硬いたんぱく質からできていて皮膚が変化したもの。
個人差はあるけど、手の爪だと一般成人では1日に約0.1mm伸びて生え変わるのに約5か月程度かかるといわれています。
だから爪を見れば健康状態が良かった時期や悪かった時期が分かると言われています。
爪は健康かどうかがわかるバロメーター。
爪自体の色は透明だけど、爪の下の毛細血管が透けて見えるから薄いピンク色に見えます。
表面が滑らかなのが健康な爪。
でも体調不良や栄養が足りない時などには、お肌が荒れるのと同じように
爪の色や形に変化が起きます。
①横筋がある爪
横筋が出来るのは栄養障害やストレスが原因。
他にも不規則な生活や高熱が出た時、皮膚病、糖尿病などの慢性疾患でも横筋が入ることがあります。
これは血流が悪くなって一時的に爪の発育が止まることで起こるといわれています。
②縦筋がある爪
白っぽい縦筋はダイエットの影響で栄養不足になったり、乾燥、加齢などにより血行が悪くなると
出来やすくなると言われています。
もし筋が黒っぽい場合は、皮膚がんなどの病気の可能性もあるので一度医療機関に相談してみて
ください。
爪の色もチェックしてみよう
☆薄いピンク色・・・健康な状態
☆白っぽい色・・・貧血の疑い(赤血球が少ないのが原因)
☆赤っぽい色・・・脳血栓、心筋梗塞、糖尿病、多血症などの疑い
(血液が濃く血行が悪くなっている可能性)
☆黒紫っぽい色・・・悪性貧血、腎臓病、肝臓病、肺疾患、膠原病などの疑い
(チアノーゼの可能性)
☆黄色っぽい色・・・爪甲剥離症、黄色爪症候群、爪白癬などの疑い
(爪そのものの変化による事が多い)
☆緑色っぽい色・・・緑膿菌など細菌に感染した疑い
(グリーンネイルともいう)
爪のケアはどうしたらいいの?
毎日のケアがとても大切。
爪はたんぱく質からできていますが、他にもアミノ酸・カルシウム・亜鉛なども大切です。
バランスの良い食事でこれらの栄養素を意識的に摂ることできれいな爪が作られていきます。
ダイエットなどでたんぱく質やビタミンA、ビタミンB2が不足すると、爪につやが無くなったり
伸びにくくなることがあるから気を付けましょう。
内側からだけでなく、キレイな爪を保つために、ネイルオイルやハンドクリームなどを使って
外側からもしっかりケアしてあげると効果的です!
体のちょっとした不調もどこかに現れるので見逃さないようにしましょう。
気になる症状はお早めに当院にご相談下さい。