カボチャの栄養価
10月は「ハロウィン」でした。
その「ハロウィン」とは、毎年10月31日に行われるヨーロッパを発祥とするお祭りのことで、もともとは、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的な意味合いのある行事ということです。
そして「ハロウィン」といえば、「カボチャ」。
カボチャは「冬至に食べると病気にならない」と言われるほど、栄養価の優れた野菜で、ビタミンA C E(エース)と呼ばれる抗酸化作用の強いビタミンが豊富に含まれています。
ビタミンCとビタミンEを一緒に摂取すると、ビタミンEの抗酸化作用を持続させてくれます。
ビタミンA C Eを一緒に摂取すると相乗効果により、美肌効果やアンチエイジング効果が期待できます。
ただし、糖質が他の野菜に比べて高めなので、食べ過ぎには注意しましょう。
優れた栄養の中からいくつかあげますと
◆β-カロテン
β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換される。
ビタミンAは目、鼻、どの粘膜や皮膚のうるおいを保ち、粘膜のダメージを回復する効果がある。
ビタミンAに変換されなかったものは抗酸化物質として働き、動脈硬化やがんなどの生活習慣病の予防や老化防止に効果が期待できると言われてる。
◆ビタミンC
白血球をサポートして免疫力をあげ、強い抗酸化パワーにより老化や動脈硬化を予防する。
コラーゲンの合成にかかわるので新しい細胞を作るのには欠かせない。
皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症の治りをよくする効果がある。
粘膜を強くしてくれるので風邪予防の効果も期待できる。
ビタミンCは水溶性で熱に弱い性質があるが、かぼちゃに含まれているビタミンCは加熱しても壊れにくいことが特徴。
◆ビタミンE
強い抗酸化作用を持ち、体をストレスから守り、細胞の老化を抑える。
細胞は呼吸から取り入れた酸素で常に酸化されやすい状態になっている。
酸化すると細胞の老化が進んでしまうが、ビタミンEは常に酸化から細胞を守る働きがある。
動脈硬化や肌の老化を予防する効果が期待できる。
◆カリウム
カリウムは体の水分バランスを保ち、ナトリウムとともに細胞の水分濃度を調整する。
余分なナトリウムを排出して正常な血圧を保つ効果があり、高血圧予防に効果が期待できる。
むくみの解消にも効果がある。
カボチャの栄養を上手にとるコツと選び方
カボチャに豊富に含まれているビタミンAとビタミンEは脂溶性の栄養素なので、油と一緒に摂取すると効率よく体内に吸収することができます。
油でソテーしたり、天ぷらにする、油を使ったドレッシングをかけるなど、油と一緒に食べると効果的です。
その他にも脂を含む肉や魚、チーズなどと一緒に摂取するのもおすすめです。
選ぶ時は
固くて重みがあり、皮にツヤとハリがあるもの。
完熟の印はヘタが乾き周りがくぼんでいるもの。
カットしてあるかぼちゃは、種がぎっしりと詰まって果肉の色が鮮やかなもの。
食べ物をより美味しく味わえるよう、元気で健康な身体を維持したいですね(^^)