世界の五大健康食品 ~ヨーグルト~
楽しい連休をお過ごしでしょうか。
当院は本日と、5/5~5/7はお休みをいただきます。
世界の五大健康食品シリーズ第3弾、今回はヨーグルト!
ヨーグルト=健康的なイメージですよね。
健康面のメリット
【整腸に関わる】
ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌の働きにより、便通への作用が期待できます。乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は、食物繊維を発酵、分解しながら生きています。
その過程で作られる酸が腸内の悪玉菌が増えることを抑えたり、腸のぜん動運動を促したりしてスムーズな便通を促してくれます。
【免疫力に関わる】
乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が、食物繊維を分解する過程で作り出される
短鎖脂肪酸によって、免疫力を高めて病気を抑制することが期待できるといわれています。
人の免疫を担う細胞の多く小腸と大腸に存在していて、細菌やウイルスから守ってくれています。
ビフィズスは大腸で、乳酸菌は小腸で働いています。
特に小腸の腸内細菌は、生きた善玉菌でなくても免疫力を高める働きがあることが分かっています。
【血糖値、血圧の調整に関わる】
腸内環境の乱れは、腸内の慢性炎症を引き起こし、高血圧や糖尿病などさまざまな病気を悪化させてしまうことがあります。
しかし近年の研究で、腸内の慢性炎症を抑える細胞を作り出すことができる腸内細菌の存在が認められました。また、乳酸菌の働きによって血圧が下がったという研究結果もあります。
ヨーグルトの効果的な食べ方
【毎日継続的に食べる】
ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は、腸内で一定期間生きますが
、棲みつくことはないといわれています。
そのため、できるだけ毎日摂取し、継続的に腸内へ善玉菌を補充することが大切です。
【血糖値を抑えたい場合は…】
血糖値を抑えたい場合、ヨーグルトは食前に食べましょう。
ヨーグルトに含まれるたんぱく質には、インスリンの分泌を促す作用があるためです。
食事をする前にインスリンの分泌を促すことで、食後の血糖値の上昇を緩やかにできます。血糖値の上昇を抑えることは、糖尿病や肥満の防止につながります。
【腸内環境を整えたい場合は…】
腸内環境を整えたい方は、食後にヨーグルトを食べましょう。
具体的には、胃の中に他の内容物が入っている状態でヨーグルトを食べることが大切です。
整腸に役立つのはヨーグルトに含まれる乳酸菌で、腸内環境を整えるには、乳酸菌を生きた状態で腸に届けなければなりません。
しかし、乳酸菌は胃酸に弱いという性質があるので、空腹時にヨーグルトを食べると、せっかく摂取した乳酸菌が胃酸で死滅するおそれがあるのです。
食後は他の食べ物のおかげで胃酸が薄まるため、ヨーグルトを摂取しても、乳酸菌が受けるダメージが弱くなるのです。
乳酸菌が生きて腸にたどり着く確率が上がるため、高い整腸効果が期待できます。
いかがでしたでしょうか。
せっかく健康のためにヨーグルトを食べるのでしたら、タイミングも気をつけましょう!
それでは皆さん、楽しいGWをお過ごしください。