股関節の硬さは健康寿命につながる?

- update更新日 : 2021年05月22日
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最近【股関節の硬さは、健康寿命に直結する】という言葉を目にしました。
股関節は上半身と下半身とをつなぐ大切なパーツのひとつです。
歩く、立つ、座る、しゃがむ…など、日常で行う動作の多くで股関節が絡んでいます。
そんな股関節が硬くなってしまうと可動域が狭くなってしまい、日々のちょっとした動きに
影響が出てきてしまう可能性があります。

股関節が柔らかいことのメリット

【代謝がアップする】
股関節周辺には“リンパ節”があるため、柔軟性が低下し筋肉が硬くなってしまうと、
血流やリンパの巡りが悪くなる可能性が出てきます。
股関節を柔らかく保つことで巡りがよくなり上半身と下半身の流れも整いやすくなるので、
基礎代謝アップが期待できます。

【姿勢が整う】
股関節は体の中でも一番大きな関節で、骨盤に直接繋がっています。
骨盤の上には背骨や頭があるので、股関節の動きが姿勢の悪さに影響を与えてしまう
と考えられます。
また、腸腰筋や大殿筋、中殿筋などお尻の筋肉が硬くなると、骨盤が前傾・後傾するなど、
バランスが不安定になってしまうことも。
股関節を柔らかくすることで、これらの筋肉が動きやすくなり骨盤が安定するので、自然と姿勢も良くなるでしょう。

なぜ股関節は硬くなるのか

股関節は、日々の体の使い方が原因で硬くなってしまうことがあります。
「座ったときに脚を組む」「片足に体重をかけて立つ」などのクセがあると、
骨盤が不安定になるので股関節の動きへ影響を与える可能性が高くなると考えられます。

関節の動く範囲は、日頃からどの程度の範囲で動かしているかによって決まります。
日頃から小さな範囲でしか動かせていなければ、その範囲でしか動かせなくなります。
仕事などで座っている時間が長かったり、日頃の姿勢が悪いと、股関節の動く範囲が限られてしまい、
筋肉が硬くなり、股関節の可動域が狭くなってしまいます。
「靴底の減りに偏りがある」「歩き方や走り方に癖がある」「歩幅が狭い」という場合は、
股関節の動きが悪くなっていることが考えられますます。

股関節の簡単なストレッチ

1,床に座って両方の足裏を合わせる。
2,脚を身体の方に引き寄せる。
3,膝を床の方に押す。

※ポイント
背中は丸まらないよう意識して、視線は前に向けましょう。
膝は床につかなくても良いので、しっかり身体に引き寄せましょう。
ストレッチは毎日継続して行いましょう。

今回は股関節についてお話しましたが、全身の筋肉は様々な動作に連動して使われています。
肩こりや腰痛も、思いがけない部分の筋肉が原因かもしれません。
なかなか解決しない不調がありましたら、一度当院にご相談下さい。

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