冬のうつ?
秋から冬にかけて気分が沈みがちになったり、今まで楽しみだったことへの興味が失せたり疲労感が増す、など感じたことありませんか?
しかし春になると全くその症状が無くなる。
というような症状を「冬のうつ」といい、「季節性うつ」とか「季節性感性障害」と呼ぶそうです。
症状の特徴
通常のうつ同様、気分の浮き沈みやる気の減退などに加え、冬のうつの場合は過食(特に炭水化物や甘いものが欲しくなる)、過眠(どれだけ寝ても眠い)、体重増加が現れる特徴があります。
通常のうつでは食欲不振、不眠になりがちですがその真逆の症状が起こります。
冬のうつの原因
冬は日照時間が短くなるので日光をあまり浴びなくなり、体内時計を司るメロトニン分泌のタイミングが遅れたり、セロトニンやドーパミンなどの分泌が減少し、時差ボケのような症状を引き起こしやすくなります。
冬のうつの対策
①冬場は日頃から意識して日光を浴びるようにする。
冬は日照時間の短縮により日光を浴びる機会が減ったり、寒さで室内にいる時間が長くなり、余計に浴びなくなりがちです。
窓越しでも良いので日光をあびましょう☀
②規則正しい生活をする
日照時間の減少により体内時計も狂いがちになってしまいます。
ですから冬でも今まで通りの生活リズムを維持することが大事です。
朝の暖房のタイマーセットするなど早寝早起きを心がけましょう(^^)
③トリプトフアンを摂る
セロトニンはトリプトフアンというアミノ酸から作られますが、これは食事によって補えます。
トリプトフアンを多く含む食品は豆腐・納豆・味噌などの大豆製品、牛乳、・ヨーグルト・チーズなどの乳製品、他にはごま・ピーナッツ・卵・バナナなどにも含まれています。
肉や魚にも含まれますが、動物性タンパク質に含まれるBCAAというアミノ酸がトリプトフアンを脳へ取り込むのを阻害する働きがあるので、なるべく植物性タンパク質から摂ると良いです。
④ウオーキングなどの一定のリズムで行う有酸素運動をする。
これがセロトニンの分泌を促したり、交感神経活性を抑え、回復と癒やしの神経である副交感神経活を優位にします。
寒くなると、何となく家にひきこもりがちになってしまいますが、冬こそ太陽の光を浴びたいですね^_^
そして、なるべく年間通して同じリズムの生活をおくり、この冬も元気にのり越えましょう!
当院は完全予約制で、待ち時間はありません。
施術着もご用意していますので、忙しい中でもお時間のある時に気軽に通っていただけます。
お体の不調でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。