エコノミークラス症候群とは

- update更新日 : 2021年04月24日
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最近はコロナの影響により、移動の際には交通機関の利用を避け、自家用車などの利用が増えてるようです。
そこで気を付けたいのが長時間の乗車による、足の痛みや腫れ、むくみなどです。
また、日常生活ではデスクワークやゲームなどを同じ姿勢で動かず長時間行うこともリスクは同様です。
この場合は4~6時間以上同じ姿勢でいると発症リスクが高くなります。

エコノミークラス症候群は深部上脈血栓症とも言われます。
深部上脈血栓症は患部に痛みや腫れなどの炎症症状がみられ、飛行機に長時間乗ってることで起こりますが、長時間のバスや車の乗車、寝たきりでも起こります。
脳卒中の後遺症などで下肢にマヒがある場合や妊娠、子宮筋腫なども静脈が滞りやすいため発症の危険性があります。

深部上脈血栓症は下肢の上脈に血栓ができた状態です。
この血栓が血管を通って肺に行ってしまうと、肺がつまり肺塞栓症を引き起こしてしまいます。
エコノミークラスのような狭い座席に長時間座った後、急に立ち上がった途端に症状が現れることからエコノミークラス症候群の名称が認識されるようになりました。
肺塞栓症になると呼吸困難や冷や汗、動悸、失神などが起こり、最悪のケースでは死に至ります。

エコノミークラス症候群の予防法

エコノミー症候群の予防は水分補給と下肢の運動を行うことです。
水分を摂ることで血行が良くなりますが、アルコールやコーヒーなどは利尿作用が高く逆効果となってしまいますので血栓対策では控えましょう。
下肢の運動では、乗り物使用時は通路を歩くことができれば一番ですが、立ち歩きができない状況では主に足首を動かすことが有効です。

ふくらはぎは第二の心臓といわれ、下肢の血流を促す重要な作用があります。
ふくらはぎを使うには、つま先立ちを行ったり、足首を上下によく動かすことです。
この他にもキツイ靴下の弾性ストッキング(圧迫靴下)を履くと予防になります。
ふくらはぎを揉むことも効果があります。
*この際、基本的に足先から血液を心臓に戻すイメージで行います。
アキレス腱やすねの骨に沿って足先側から押し上げるようにも揉んだり、痛気持ちいい程度の力で固い筋をほぐしましょう。
あまり強い力は、揉み返しを起こしてしまうこともあるので注意が必要です。
もし横になれる状況であれば脚を上げたり、片脚を伸ばした状態でもう片方の膝を胸につけるぐらい曲げるなどのストレッチも有効ですので、試してみましょう(*^^*)

深部上脈血栓症は場合によると命の危険性もありますので、症状がみられたら、先ずは医療機関を受診しましよう。

「足のむくみ」などで悩まれている方のお役に立てることが、当院には必ずあると思います。
ぜひ一度当院にお越しいただいて、あなたのお話をお聞かせて下さい。

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